口内炎 | 旭川の歯科・インプラントならマキタ歯科医院

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口内炎

こんにちは、佐藤です♪
今回は『口内炎』について


口内炎は口腔内の粘膜に起こる炎症で、多くは頬の内側、舌、歯ぐきなどにでき、小さな白い円形のものから赤く腫れて潰瘍を引き起こすものがあります。食べ物や飲み物がしみる、歯磨きのとき歯ブラシが当たると痛む、会話しづらくなるなど、不快な症状を体験したことがあると思います。


口内炎の種類

●アフタ性口内炎
誤ってお口の中を噛んでしまったとき、粘膜が傷ついたり、疲れやストレスによって起こったりする口内炎です。白い円状の腫れができて周囲が赤く腫れた状態となり、食べ物や飲み物などがしみて激しい痛みを感じます。1~2週間で自然治癒しますが、痛みがあると食事を摂りにくくなるため、軟膏を使用して早期治癒を促します。

●カタル性口内炎
歯の被せ物が合っていない、矯正装置が粘膜に強く当たるなどで起こる口内炎です。口腔内の粘膜が赤く腫れ、触ると痛みがあります。歯科医院で原因となる部分を治療、調整する必要があります。

●潰瘍性口内炎
虫歯で歯に尖った部分がある、入れ歯が当たるなどで起こる口内炎です。粘膜の表面に深い潰瘍ができ、周囲が赤く腫れて白い膜のようなもので覆われた状態となります。虫歯の治療と入れ歯の調整を行うことで症状が改善します。

●ウイルス性口内炎
ウイルスや細菌の感染によって起こる口内炎で、ヘルペス性口内炎、カンジダ性口内炎などがあります。多く見られるのはヘルペス性口内炎で、日本人は20~30代で約半数、60代以上ではほとんどの人が感染していると言われています。生後半年から3歳くらいの乳幼児がかかりやすく、一度感染するとウイルスが体内に残り続けるため、疲労や抵抗力の低下で繰り返し再発する場合があります。

<カンジダ性口内炎>
カンジダ性口内炎は、口腔内にカンジダというカビが増殖して起こる真菌性口内炎で、唇の裏側、頬の内側、上顎に薄くて白い膜ができます。この膜はこすると剥がれるのが特徴で、剥がした場所は赤く腫れています。初期にはあまり自覚症状がありませんが、飲食時や歯ブラシが当たると痛みを感じるようになります。真菌であるカンジダ菌に抗生物質は効かないため、抗真菌薬で口腔内を洗浄する塗り薬を使用します。
もともとカンジダは常在菌で、抵抗力が低下しているときに発生しやすいとされていますが、体力が弱い乳児や高齢者、血液疾患や糖尿病にかかっている場合も起こりやすくなります。また、カンジダ菌が喉の奥まで広がると呼吸困難を起こす可能性があるため、速やかに歯科医院や皮膚科、口腔外科で治療を受けるようにしましょう。

●アレルギー性口内炎
アフタ性口内炎のように、頬の内側、唇、舌などに白色の潰瘍ができて周囲が赤く腫れ、痛みがあります。原因としては、銀歯や義歯に使用されている金属、果物や野菜(トマト、キウイ、マンゴー、グレープフルーツなど)、薬などによるものが考えられます。
金属が原因の場合は、歯科医院で銀歯や義歯をアレルギーが起こらない素材(メタルフリー)に替える、食事や薬の場合はそれらを摂取しないようにすることでアレルギー性口内炎の発症を防ぐことができます。投薬治療では、ステロイド剤や抗アレルギー剤を一定期間服用する方法があります。

●ニコチン性口内炎
愛煙家に多いとされるニコチン性口内炎は、舌に白い斑点がある、上顎に白っぽいシワができて厚くなり赤い斑点ができるという症状がみられます。ほかの口内炎ほど激しい痛みはありませんが、ピリピリとした刺激を感じることがあります。
煙草の煙が持つ熱が口腔粘膜を刺激するほか、熱によって口腔内が乾燥すると、殺菌作用や粘膜を保護する働きを持つ唾液の量が減少し、細菌が発生しやすくなります。また、飲酒と喫煙を同時に行うと、煙草に含まれている発がん性物質がアルコールに溶け出して口腔粘膜に影響を及ぼすとも言われています。
喫煙者の口腔がん発生率は非喫煙者の約7倍とも言われています。ニコチン性口内炎の最大の予防は禁煙しかありません。


口内炎は気づいたら出来てて、なかなか予防は難しいですが、いつも口腔内を生活に保つこと、疲労やストレスをためないことを心がけたいですね!

ではまた来月!

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